メソッド一覧


メソッドの一覧です。


共通のメソッド
COM専用のメソッド
ActiveX専用のメソッド
アセンブリ専用のメソッド


共通のメソッド

COMとActiveX、アセンブリ共通のメソッドです。

メソッド 説明
AddReport 複数の帳票を開くための準備をします。
Close 帳票を閉じます。
Create 設定されている情報から出力イメージを作成します。
DataScript データスクリプトを実行します。レコードの抽出や並べ替えが行えます。
ExportFile データをフィルに出力します。
ExportStr データを文字列で取得します。
GetBinaryImage 帳票をメモリに保存し取得します。
GetDataCountX データのフィールド(列)数を取得します。
GetDataCountY データのレコード(行)件数を取得します。
GetDataId データ参照IDを取得します。
GetDataValue データ値を取得します。
GetInfo 任意の情報を文字列で取得します。
GetLastErrorCode 最後のメソッド/プロパティ呼び出しで発生したエラーコードを取得します。
GetLastErrorMsg 最後のメソッド/プロパティ呼び出しで発生したエラーメッセージを取得します。
GetPageCount ページ数を取得します。
GetPageNo 現在アクティブなページを取得します。(表示中のページ)
GetOption ウインドウや表示に関するオプション値を取得します。
GetPrintOption 印刷オプション値を取得します。
GetVariable 変数値を取得します。
GetVariableM 変数値(画像)をファイルに取得します。
GetVersionInfo バージョン情報を取得します。
Import データを設定します。
ItemScript 任意のアイテムのプロパティの一部をスクリプトを使って編集します。
Open 帳票ファイル/印刷イメージファイルを開きます。
PrintOut 帳票を印刷します。
ReportTitle Open中の帳票とタイトルを設定します。
Save 帳票を保存します。
SearchDataX データのフィールド(列)名を取得します。
SetDataValue データ値を設定します。
SetFontFile 外字フォントファイルを指定します。
SetErrorMode エラーが発生した場合のエラー処理を選択します。
SetPageNo アクティブなページを設定します。
SetOption ウインドウや表示に関するオプション値を設定します。
SetOptions ウインドウや表示に関するオプションを設定します。
SetPrintHistory 印刷履歴の設定を行います。
SetPrintOption 印刷オプション値を設定します。
SetPrintOptionId 印刷オプションIDを設定し、印刷オプションを入力します。
SetPrintOptions 印刷オプションを設定します。
SetVariable 変数値を設定します。
SetVariableM 変数値(画像)をファイルから設定します。
Title タイトルを設定します。




COM専用のメソッド

COM専用のメソッドです。

メソッド 説明
ShowWindow ウインドウの表示・非表示を制御します。
Visible ウインドウの表示・非表示を制御します。




ActiveX専用のメソッド

ActiveX専用のメソッドです。

メソッド 説明
DoModal 別ウインドウ(子ダイアログ)で帳票を表示します。
WaitForInitializeObject WFRのオブジェクトの生成完了を待機します。




メソッド詳細


メソッドの詳細です。



AddReportメソッド

複数の帳票を開くための準備をします。
追加できる帳票数に制限はありません。(メモリ/ディスク容量に空きがある限り追加できます)

<構文>

obj.AddReport( ) As Long


<引数>
なし

<戻り値>
エラーコードを戻します。正常終了した場合は 0 が戻ります。

<使用例>

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
'----------
obj.Open("c:\sample1.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample1.csv")
'----------
obj.AddReport()
obj.Open("c:\sample2.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample2.csv")
'----------
obj.AddReport()
obj.Open("c:\sample3.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample3.csv")
'----------
obj.Create()
obj.PrintOut()
obj.Close()

'印刷イメージファイル(Type2)を作成
obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
'----------
obj.Open("c:\sample1.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample1.csv")
'----------
obj.AddReport()
obj.Open("c:\sample2.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample2.csv")
'----------
obj.AddReport()
obj.Open("c:\sample3.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample3.csv")
'----------
obj.Create()
obj.Save(0, "c:\image.wfi")
obj.Close()




Closeメソッド

帳票を閉じます。

<構文>

obj.Close( ) As Long


<引数>
なし

<戻り値>
0

<使用例>

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.Create()
obj.PrintOut ()
obj.Close()




Createメソッド

設定されている情報から帳票出力イメージを作成します。


帳票を画面表示せずに、PrintOutメソッドやSaveメソッド、GetBinaryImageメソッドを実行する場合は、Createメソッドを実行する必要はありません。(v1.1以降)

<構文>

obj.Create( ) As Long


<引数>
なし

<戻り値>
エラーコードを戻します。正常終了した場合は 0 が戻ります。

<使用例1>

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.Create()
obj.Visible = True


<使用例2> Createメソッドの実行は必要ありません。

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.PrintOut(0)




DataScriptメソッド

データスクリプトを実行します。レコードの抽出や並べ替えが行えます。


<構文>

obj.DataScript( data_name As String, script_name As String, script As Strint ) As Long



<引数>

引数 説明
data_name データ名(あるいはデータ番号)を指定します。
データ番号で指定する場合は先頭に「#」(シャープ)を付けます。

ここで示すデータ名とは、エディタで使用している名称となります。データ名はプロパティ等で参照・変更できます。
データ番号で指定する場合は、エディタのデータ構成の順に1から指定します。
(例: #1 )
script_name スクリプト名を指定します。

説明
Where 抽出条件を指定します。
レコード毎にスクリプト(script)が実行され、戻り値がFALSEの場合、そのレコードを削除します。
Order レコードの並べ替えを行います。
script 実行するスクリプトを指定します。
スクリプト」参照。


<戻り値>
失敗すると0以外の値を戻します。

<使用例-Where>

'Field1の値が"A"のレコードだけを使います。
obj.Open("c:\sample1.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample1.csv")
obj.DataScript("Data1", "Where", "Get(""Field1"") == ""A""")
obj.Create


<使用例-Order>

'Field1の値が小さい順に並べ替えます。
obj.Open("c:\sample1.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample1.csv")
obj.DataScript("Data1", "Order", "Order(3, ""Field1"")")
obj.Create()




ExportFileメソッド

データをファイルに出力します。

<構文>

obj.ExportFile(
    name As String,
    type As Long,
    file As String,
    option As String="",
    image_folder As String=""
) As Long


<引数>

引数 説明
name 設定するデータ名(あるいはデータ番号)を指定します。
データ番号で指定する場合は先頭に「#」(シャープ)を付けます。

ここで示すデータ名とは、エディタで使用している名称となります。データ名はプロパティ等で参照・変更できます。
データ番号で指定する場合は、エディタのデータ構成の順に1から指定します。
(例: #1 )
type 設定するデータの形式を指定します。
CSVファイルへの出力だけがサポートされています。 0 以外の値を指定しないでください。

値  説明
0 CSVファイルからデータを入力します。
file 出力先ファイル名を完全パスで指定します。


ファイルが存在する場合は上書きされます。
option オプションを指定します。 複数のオプションを指定する場合は、「;」(セミコロン)で区切り複数の書式を記述します。

<type が 0 の場合>
オプション 説明 デフォルト値
Field フィールド名を出力す場合は on
出力しない場合は off を指定します。
on
Sep 区切り文字を指定します。

タブを区切り文字にする場合、[TAB]で指定することができます。
スペースを区切り文字にする場合、[SPACE]で指定することができます。
「,」(カンマ)
Quot 引用符(囲み文字)を指定します。 「"」(ダブルクォーテーション)
image_folder このパラメータは予約されています。空("")の文字列を指定してください。


なし

<戻り値>
エラーコードを戻します。正常終了した場合は 0 が戻ります。

<使用例>

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.ExportFile("Data1", 0, "c:\sample.csv")




ExportStrメソッド

データを文字列で取得します。

<構文>

obj.ExportStr(
    name As String,
    type As Long,
    option As String="",
    image_folder As String=""
) As String


<引数>

引数 説明
name 設定するデータ名(あるいはデータ番号)を指定します。
データ番号で指定する場合は先頭に「#」(シャープ)を付けます。

ここで示すデータ名とは、エディタで使用している名称となります。データ名はプロパティ等で参照・変更できます。
データ番号で指定する場合は、エディタのデータ構成の順に1から指定します。
(例: #1 )
type 設定するデータの形式を指定します。
CSVファイルへの出力だけがサポートされています。 0 以外の値を指定しないでください。

説明
0 CSVファイルからデータを入力します。
option オプションを指定します。 複数のオプションを指定する場合は、「;」(セミコロン)で区切り複数の書式を記述します。

<type が 0 の場合>
オプション 説明 デフォルト値
Field フィールド名を出力す場合は on
出力しない場合は off を指定します。
on
Sep 区切り文字を指定します。

タブを区切り文字にする場合、[TAB]で指定することができます。
スペースを区切り文字にする場合、[SPACE]で指定することができます。
「,」(カンマ)
Quot 引用符(囲み文字)を指定します。 「"」(ダブルクォーテーション)
image_folder このパラメータは予約されています。空("")の文字列を指定してください。


<戻り値>
正常終了した場合はデータ文字列が戻ります。
失敗すると空("")の文字列が戻ります。
エラーコードを取得するには GetLastErrorCode/GetLastErrorMsgメソッドを使用します。

<使用例>

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
data_str = obj.ExportStr("Data1", 0)




GetBinaryImageメソッド

帳票をメモリに保存し取得します。
ASP等を使って帳票イメージを出力する場合に使用します。
ASPサンプル」参照。

AddReport 等を使って複数の帳票が開かれている場合、mode の指定は無視され常に印刷イメージファイル(Type2)形式で保存されます。
保存できるファイル形式


<構文>

obj.GetBinaryImage(type As Long) As ByteArray


<引数>

引数 説明
type 保存形式を指定します。

説明
0 印刷イメージファイル(Type1/Type2)
2 帳票ファイル(データ有り)

外字フォントファイルが設定されている場合、使用している登録コード(文字)に関する情報も保存(埋め込み)されます。
4 印刷イメージファイル[フォント埋め込み](Type1/Type2)


ASP等フォント情報にアクセスできない環境でこの設定を行うと全ての文字が表示されなくなります。
このような場合、使用する全てのフォント・コード範囲から外字フォントファイルを作成し指定する必要があります。
詳しくは「外字」を参照。
12 帳票実行ファイル(データ有り)
※OLEオートメーションでのみ指定可能。


<戻り値>
バイトの配列を戻します。

<使用例1>

<%@Language="VBScript"%>
<%
    Dim wfrPrv As Object

    wfrPrv = CreateObject("Wfr.Preview.1")
    wfrPrv.Open("c:\sample.wfr")
    wfrPrv.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")

    image = wfrPrv.GetBinaryImage(0)
    Response.ContentType="application/octer-stream"
    Response.BinaryWrite image
%>


<使用例2-フォント情報を埋め込む>

'ASP中で起動される実行モジュールはフォントへのアクセスが行えません。
'あらかじめ使用する全てのフォント・コードから外字フォントファイルを作成しておき、
'指定する必要があります。

<%@Language="VBScript"%>
<%
    Dim wfrPrv As Object

    wfrPrv = CreateObject("Wfr.Preview.1")
    wfrPrv.Open("c:\sample.wfr")
    wfrPrv.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
    wfrPrv.SetFontFile "c:\sample.wff"

    image = wfrPrv.GetBinaryImage(4)
    Response.ContentType="application/octer-stream"
    Response.BinaryWrite image
%>




GetDataCountXメソッド

データのフィールド(列)数を取得します。

<構文>

obj.GetDataCountX( data_id As Long ) As Long


<引数>

引数 説明
data_id 情報を取得したいデータの参照IDを指定します。

参照IDは、GetDataId メソッドを使って取得します。


<戻り値>
フィールド(列)数を戻します。



GetDataCountYメソッド

データのレコード(行)件数を取得します。

<構文>

obj.GetDataCountY( data_id As Long ) As Long


<引数>

引数 説明
data_id 情報を取得したいデータの参照IDを指定します。

参照IDは、GetDataId メソッドを使って取得します。


<戻り値>
レコード(行)件数を戻します。



GetDataIdメソッド

データ参照IDを取得します。

<構文>

obj.GetDataId( data_name As String, initialize As Long ) As Long


<引数>

引数 説明
data_name データ名(あるいはデータ番号)を指定します。
データ番号で指定する場合は先頭に「#」(シャープ)を付けます。

ここで示すデータ名とは、エディタで使用している名称となります。データ名はプロパティ等で参照・変更できます。
データ番号で指定する場合は、エディタのデータ構成の順に1から指定します。
(例: #1 )
initialize データの初期化有無を指定します。

0 を指定するとデータは初期化されません。
1 を指定するとデータ値が全て初期化(破棄)されます。


<戻り値>
データ参照IDを返します。
失敗すると負の値を戻します。

<使用例>

Wfrc1.Open("c:\sample\sample.wfr")
data_id = Wfrc1.GetDataId("Data1", 1)
Wfrc1.SetDataValue(data_id, 0, 2, "データ値を指定することができます。!")
Wfrc1.Create()




GetDataValueメソッド

データ値を取得します。

<構文>

obj.GetDataValue( data_id As Long, x As Long, y As Long) As Long


<引数>

引数 説明
data_id 情報を取得したいデータの参照IDを指定します。

参照IDは、GetDataId メソッドを使って取得します。
x フィールド位置(座標)を指定します。(0〜)
y レコード位置(座標)を指定します。(0〜)


<戻り値>
データ値を戻します。
失敗すると空("")の文字列を戻します。

<使用例>

s = Wfrc1.GetDataValue(data_id, 0, 2)




GetInfoメソッド

任意の情報を文字列で取得します。

<構文>

obj.GetInfo( info_name As String) As String


<引数>

引数 説明
info_name 取得する情報名を指定します。


<用紙関連の情報>
用紙関連の情報取得はCreateメソッド実行後に行う必要があります。
用紙関連の情報はアンダーバー('_')で区切ることでページ数を指定することができます。
省略した場合は先頭ページ(1ページ)の用紙情報を取得します。

(例) 5ページ目の用紙コードを取得
s = Wfrc1.GetInfo("PaperCode_5")

情報名 説明
PaperCode 用紙コードを取得します。
PaperLength 用紙長さを取得します。(1/100mm単位)
PaperName 用紙名を取得します。

用紙名は出力プリンタに依存しますが、
このメソッドでは下記用紙に限り固定名称を取得することができます。
その他の用紙の場合は”ユーザ定義”と戻します。

<対応用紙>
Letter/Legal/A3/A5/B4(JIS)/B5(JIS)/はがき
9x11 インチ/10x11 インチ/15x11 インチ/10x14 インチ/11x17 インチ
PaperOrient 用紙方向を取得します。(portrait/landscape)
PaperWidth 用紙幅を取得します。(1/100mm単位)


<印刷ページ数>
情報名 説明
LastPrintPageCount 直前の印刷処理で印刷されたページ数を取得します。
印刷毎に初期化されます。

※version 3.0.0.113以降で利用可能
TotalPrintPageCount オープンされている帳票が印刷された総ページ数を取得します。
Close( )メソッドの呼び出しで初期化することができます。

※version 3.0.0.113以降で利用可能


<戻り値>
情報文字列を取得します。
失敗すると空("")の文字列を戻します。

<使用例>

Wfrc1.Open("sample.wfr")
Wfrc1.Create()
s = Wfrc1.GetInfo("PaperCode")




GetLastErrorCodeメソッド

最後のメソッド/プロパティ呼び出しで発生したエラーコードを取得します。
GetLastErrorMsg と一致します。

<構文>

obj.GetLastErrorCode( ) As Long


<引数>
なし

<戻り値>
エラーコードを戻します。エラーが発生していない場合は 0 が戻ります。



GetLastErrorMsgメソッド

最後のメソッド/プロパティ呼び出しで発生したエラーメッセージを取得します。
GetLastErrorCode と一致します。

<構文>

obj.GetLastErrorMsg( ) As String


<引数>
なし

<戻り値>
エラーメッセージを戻します。エラーが発生していない場合は 空の文字列 が戻ります。

<使用例>
実行エラー」参照。



GetPageCountメソッド

ページ数を取得します。

<構文>

obj.GetPageCount( ) As Long


<引数>
なし

<戻り値>
ページ数が戻ります。



GetPageNoメソッド

現在アクティブなページを取得します。(表示中のページ)

<構文>

obj.GetPageNo( ) As Long


<引数>
なし

<戻り値>
ページ番号が戻ります。



GetOptionメソッド

ウインドウや表示に関するオプション値を取得します。
詳細は「表示オプション」を参照。

<構文>

obj.GetOption(name As String) As String


<引数>

引数 説明
name 取得したいオプション名を指定します。


<戻り値>
オプション値が戻ります。



GetPrintOptionメソッド

印刷オプション値を取得します。
詳細は「印刷オプション」を参照。

<構文>

obj.GetPrintOption(name As String) As String


<引数>

引数 説明
name 取得したいオプション名を指定します。


<戻り値>
オプション値が戻ります。



GetVariableメソッド

変数値を取得します。

<構文>

obj.GetVariable(name As String) As String


<引数>

引数 説明
name 取得したい変数名を指定します。


<戻り値>
変数値が戻ります。



GetVariableMメソッド

変数値(画像)をファイルに取得します。
file に指定したファイル名に無条件に保存されます。

<構文>

obj.GetVariable(name As String, file As String) As Long


<引数>

引数 説明
name 取得したい変数名を指定します。
file 画像を保存するファイル名を完全パスで指定します。


<戻り値>
エラーコードを戻します。正常に終了した場合は 0 が戻ります。



GetVersionInfoメソッド

バージョン情報を取得します。

<構文>

obj.GetVersionInfo(level As Long) As Long


<引数>

引数 説明
level 取得するバージョンレベルを指定します。

説明
1 バージョン番号
2 サービスパック番号
3 アップデート番号
4 コンパイル番号


<戻り値>
バージョン番号を取得します。



Importメソッド

データを設定します。


このメソッドは Create/PrintOut/Save メソッドの前に実行する必要があります。

<構文>

obj.Import(
    name As String,
    type As Long,
    info1 As String,
    info2 As String="",
    option As String="",
    image_folder As String=""
) As Long


<引数>

引数 説明
name 設定するデータ名(あるいはデータ番号)を指定します。
データ番号で指定する場合は先頭に「#」(シャープ)を付けます。

ここで示すデータ名とは、エディタで使用している名称となります。データ名はプロパティ等で参照・変更できます。
データ番号で指定する場合は、エディタのデータ構成の順に1から指定します。
(例: #1 )
type 設定するデータの形式を指定します。

説明
0 CSVファイルからデータを入力します。
BOMを使ってエンコーディングを自動識別します。
サポートしているエンコーディングはUnicodeLittleとUTF-8です。
通常はSJISでエンコーディングされます。
1 データベース(ADO)からデータを入力します。
2 MDB(Microsoft Access データベース)ファイルからデータを入力します。
3 Oracle データベース(OO4O)からデータを入力します。
12 ※この機能はversion 3.0.0.138以降で利用できます。

Access データベース(*.mdb/*.accdb)からデータを入力します。
「Microsoft Office 16.0 Access Database Engine OLE Provider」を使い、
データベース(*.mdb/*.accdb)に接続します。

「Microsoft Access Database Engine 2016」がインストールされている必要があります。
103 CSVファイルからデータを入力します。
識別可能なBOMがない場合はUTF-8でエンコーディングされます。
info1 <type が 0 の場合>
CSVファイル名を完全パスで指定します。(URLパスの指定も可能です)

URLパスを指定する場合、URLパスの前に以下のキーワードを記述することでダウンロードするモードを指定することができます。

キーワード 説明
<DM0> ファイルをキャッシュします。
<DM1> ファイルをキャッシュしません。(デフォルト値)

クライアントコンピュータにプロキシサーバーの設定がされている場合、プロキシサーバーでのキャッシュも行われません。この場合でもプロキシサーバーを経由してファイルをダウンロードします。
<DM2> Webサーバーから直接ファイルをダウンロードします。

クライアントコンピュータにプロキシサーバーの設定がされていても、プロキシサーバーを経由せずにファイルをダウンロードします。

<type が 1 の場合>
データベース接続情報を指定します。
接続情報はデータベース毎に異なります。各データベースの仕様をご覧ください。
「データリンクプロパティ」を使って作成することもできます。

<「データリンクプロパティ」の表示方法>
エディタを起動し「データ」メニューから、
「データの追加」−「データベースから作成」を実行します。

「データの追加」ダイアログが表示されるので、「データリンク」ボタンを押下します。

「データリンクプロパティ」で接続情報を入力し「OK」ボタンでプロパティを閉じると、「データの追加」ダイアログの「データソース接続情報」に接続情報が入力されます。

この接続情報をコピーし info1 の値として使用することができます。


接続情報には「"」(ダブルクォーテーション)等の文字が含まれます。
各開発言語の記述規則に従って置き換えるなどの編集が必要な場合があります。

また、特に必要ない情報も含まれているので必要に応じて削除してください。

<type が 2 の場合>
MDBファイル名を完全パスで指定します。

<type が 3 の場合>
Oracleデータベース名を指定します。

<type が 12 の場合>
Accessデータベース(*.mdb/*.accdb)を完全パスで指定します。
info2 <type が 0 の場合>
使用されません。

<type が 1,2,3,12 の場合>
テーブル名(あるいはクエリー)を指定します。
抽出条件等を指定することもできます。(データベースにより記述方法等に違いがあります)

例: 2005/04/01 〜 2006/04/01 までの売上を表示
SELECT ALL * FROM 売上一覧 WHERE 販売日>=#2005/04/01# and 販売日<#2006/04/01#
option オプションを指定します。 複数のオプションを指定する場合は、「;」(セミコロン)で区切り複数の書式を記述します。

<type が 0 の場合>
オプション 説明 デフォルト値
Field 1行目をフィールド名として扱う場合は on
扱わない場合は off を指定します。
on
Sep 区切り文字を指定します。

<特殊な文字の指定方法>
「"」(ダブルクォーテーション) [WQUOT]
「'」(シングルクォーテーション) [SQUOT]
「;」(セミコロン) [SCOLON]
「,」(カンマ) [COMMA]
タブ [TAB]
スペース [SPACE]
なし [NULL]
特殊文字(コード指定)
<CODE>部分に16進数のASCIIコードを指定します。

例: [0x20]
[0x<CODE>]
[COMMA]
Quot 引用符(囲み文字)を指定します。

<特殊な文字の指定方法>
「"」(ダブルクォーテーション) [WQUOT]
「'」(シングルクォーテーション) [SQUOT]
「;」(セミコロン) [SCOLON]
「,」(カンマ) [COMMA]
タブ [TAB]
スペース [SPACE]
なし [NULL]
特殊文字(コード指定)
<CODE>部分に16進数のASCIIコードを指定します。

例: [0x20]
[0x<CODE>]
[WQUOT]
LineFeed 行末文字を指定します。

キャリッジリターンを行末にするには、[CR]を指定します。
キャリッジリターン+ラインフィードを行末にするには、[CRLF]を指定します。
[LF]
ImageLoad データオープン時に画像情報もダウンロードする場合は on、参照時にダウンロードする場合は off を指定します。

off を指定すると、画像参照の度にダウンロードが行われます。
off

<type が 1 の場合>
オプション 説明 デフォルト値
Field データベースのフィールド名を使う場合はon
使わない場合は off を指定します。
on
ImageLoad データオープン時に画像情報もダウンロードする場合は on、参照時にダウンロードする場合は off を指定します。

off を指定すると、画像参照の度にダウンロードが行われます。
off


<type が 2,3 の場合>
オプション 説明 デフォルト値
Field データベースのフィールド名を使う場合はon
使わない場合は off を指定します。
on
ImageLoad データオープン時に画像情報もダウンロードする場合は on、参照時にダウンロードする場合は off を指定します。

off を指定すると、画像参照の度にダウンロードが行われます。
off
User ユーザ名を指定します。
Passwd パスワードを指定します。
image_folder 画像ファイルが格納されているフォルダを指定します。


WFR2016 version 3.0.0.4以降は、完全パス以外を指定した場合はカレントパスからの相対パスとなります。


<戻り値>
エラーコードを戻します。正常終了した場合は 0 が戻ります。

<使用例>

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.Create()
obj.PrintOut()

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "<DM1>http://www.../sample.csv")
obj.Create()
obj.PrintOut()

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv", "", "Field=off")
obj.Create()
obj.PrintOut()

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv", "", "Sep=[TAB];Quot=[NULL];LineFeed=[CRLF]")
obj.Create()
obj.PrintOut()

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 1, "Provider=Microsoft.Jet.OLEDB.4.0;Data Source=c:\sample.mdb", "SELECT * FROM 売上一覧")
obj.Create()
obj.PrintOut()

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 2, "c:\sample.mdb", "売上一覧")
obj.Create()
obj.PrintOut()

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 3, "ORADB", "EMP","User=scott;Passwd=tiger")
obj.Create()
obj.PrintOut()




ItemScript

任意のアイテムのプロパティの一部をスクリプトを使って編集します。


このメソッドは Create/PrintOut/Save メソッドの前に実行する必要があります。

<構文>

obj.ItemScript( script As String ) As Long



<引数>

引数 説明
script 実行するスクリプトを指定します。
SetProperty スクリプトと同様の操作が行えます。(データ値や変数値参照は不可)
詳細は「スクリプト」参照。


「Wonderful Report 2000」のSetItemPropery との互換機能を備えています。
WFR2000の帳票に対して操作する場合はスクリプトの代わりに次の書式を記載します。

<書式>
[WFR2000],<itemName>,<valueName>,<newValue>


[WFR2000]は固定値です。
<itemName><valueName><newValue>については、
「Wonderful Report 2000」のヘルプでSetItemProperyメソッドの説明を参照ください。

WFR2000/WFR2005の双方の帳票を対象に指定する場合は、
<itemName> を常に AllItems にする必要があります。


<戻り値>
失敗すると0以外の値を戻します。

<使用例>

'全アイテムのフォントを MS UI Gothic に変更します。
obj.Open("c:\sample1.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample1.csv")
obj.ItemScript("_item.font_name=""MS UI Gothic""")
obj.Create()


<使用例>

'アイテムID=0x00010008 の文字の色を赤に変更します。
obj.Open("c:\sample1.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample1.csv")
obj.ItemScript("if (_item.id != 0x00010008) return; _item.font_color=RGB(255,0,0);")
obj.Create()


<使用例-WFR2000 互換>

'MS 明朝を使っているアイテムのフォントを MS UI Gothic に変更します。
obj.Open("c:\sample1.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample1.csv")
obj.ItemScript("[WFR2000],AllItems,FontName=MS 明朝,MS UI Gothic")
obj.Create()




Openメソッド

帳票ファイル/印刷イメージファイルを開きます。

URLパスを指定する場合、URLパスの前に以下のキーワードを記述することでダウンロードするモードを指定することができます。

キーワード 説明
<DM0> ファイルをキャッシュします。
<DM1> ファイルをキャッシュしません。(デフォルト値)

クライアントコンピュータにプロキシサーバーの設定がされている場合、プロキシサーバーでのキャッシュも行われません。この場合でもプロキシサーバーを経由してファイルをダウンロードします。
<DM2> Webサーバーから直接ファイルをダウンロードします。

クライアントコンピュータにプロキシサーバーの設定がされていても、プロキシサーバーを経由せずにファイルをダウンロードします。



<構文>

obj.Open(
    file As String,
    user As String="",
    passwd As String=""
) As Long


<引数>

引数 説明
file 帳票ファイル(または印刷イメージファイル)を指定します。
user セキュリティで保護されている帳票を開く場合に指定します。
passwd セキュリティで保護されている帳票を開く場合に指定します。


<戻り値>
エラーコードを戻します。正常終了した場合は 0 が戻ります。

<使用例>

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.Create()
obj.Visible = True

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr", "admin", "9876")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.Create()
obj.Visible = True

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("<DM1>http://www.../sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "<DM2>http://www.../sample.csv")
obj.Create()
obj.Visible = True




PrintOutメソッド

帳票を印刷します。


帳票の印刷設定によっては、印刷ダイアログで「OK」ボタンを押下すると帳票毎に印刷オプションが保存され、次回以降のデフォルト値として使用されます。この場合、通常使うプリンターに印刷したい場合等は明示的に設定を初期化する必要があります。


<初期化の例>
obj.SetPrintOption("Init", "all")
obj.SetPrintOptions("Init=all")
obj.PrintOut(0, "", "Init=all")


<構文>

obj.PrintOut(
    mode As Long=0,
    printer As String="",
    option As String="")
As Long


<引数>

引数 説明
mode 印刷モードを指定します。
下記の<方法>と<モード>を合わせた値を指定します。

<方法>
説明
00 プリンターに印刷します。
10 Adobe社の「Adobe Acrobat Distiller」と連携しPDFファイルを作成します。
printer の指定は無視され常に「Adobe PDF」が使用されます。
20 プリンタードライバーを使って印刷結果をファイルに出力します。
30 インターコム社の「まいとーくFAX」と連携しFAXを送信します。
printer の指定は無視されます。
40 用紙毎に出力先を指定して印刷します。
printer の指定は無視されます。
50 仕分印刷を行います。
printer の指定は無視されます。
60 印刷結果をEMF(メタファイル)に保存します。
70 Adobe社の「Adobe Acrobat Distiller」と連携しPDFファイルを作成します。
任意のPostScriptプリンター(ドライバー)を使用することができます。

<モード>
説明
0 印刷を行います。
1 印刷ダイアログを表示します。
印刷ダイアログで[OK]ボタンを押下することで印刷が行われます。
2 バックグラウンド印刷を行います。(OLEオートメーションのみ)
3 印刷ダイアログを表示します。
印刷ダイアログで[OK]ボタンを押下することでバックグラウンド印刷が行われます。
(OLEオートメーションのみ)

printer 印刷するプリンター名を指定します。
省略した場合は option で指定したプリンター(またはデフォルトのプリンター)が選択されます。
option 印刷オプションを指定します。「印刷オプション」参照。


<戻り値>
エラーコードを戻します。正常終了した場合は 0 が戻ります。

エラーコード 内容
-100 印刷がキャンセルされました。
-101 原因不明のエラーが発生しました。
-102 印刷可能なページはありません。
-103 プリンターを開くことができませんでした。
-104 プリンターが指定されていません。
-105 ページ範囲の指定に誤りがあります。
-106 印刷開始処理でエラーが発生しました。
-107 印刷終了処理でエラーが発生しました。
-108 印刷処理でエラーが発生しました。
-109 印刷ダイアログでキャンセルされました。
-110 印刷開始処理でエラーが発生しました。出力ファイル名が指定されていません。
-111 印刷開始処理でエラーが発生しました。出力用ハンドルの生成に失敗しました。
-112 印刷開始処理でエラーが発生しました。ファイルの作成に失敗しました。
-113 印刷開始処理でエラーが発生しました。印刷ジョブの開始で失敗しました。
-114 印刷終了処理でエラーが発生しました。出力ファイル名が指定されていません。
-115 印刷終了処理でエラーが発生しました。PostScript ファイルの操作中にエラーが発生しました。
-116 印刷終了処理でエラーが発生しました。PDFの作成に失敗しました。
-117 仕分印刷中にエラーが発生しました。
-118 仕分リストファイルが指定されていません。
-119 仕分リストファイルを開くことができません。
-120 仕分リストファイルの入力に失敗しました。必要な項目が存在しません。
-121 仕分リストファイルの入力に失敗しました。認識できないモードが指定されています。
-122 FAX接続用モジュールのロードに失敗しました。
-123 「まいとーくFAX」への接続に失敗しました。
-124 「まいとーくFAX」の初期化中にエラーが発生しました。
-301 PdfDistiller に接続することができません。
-302 PDFファイルの生成に失敗しました。


<使用例>

'標準のプリンターに印刷

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.SetPrintOption("Init", "all")
obj.PrintOut()

'印刷(ダイアログ表示)
'前回印刷した設定を再利用


obj = CreateObject("Wfr.Preview.1");
obj.Open("c:\sample.wfr", "admin", "9876")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.PrintOut(1)

'「まいとーくFAXと連携し」FAXに送信

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.PrintOut(30, "", "Init=all;FaxName=山田;FaxAreaNumber=03;FaxNumber=1234-5678")

'用紙別印刷(ダイアログ表示)
'前回印刷した設定を再利用

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.PrintOut(41)

'仕分印刷(ダイアログ表示)

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.PrintOut(51, "", "SortListFile='c:\sample.txt'")




ReportTitle プロパティ

帳票タイトルを設定します。
ReportTitleキーワードで設定した値は、ウインドウタイトルや印刷ジョブ名として使用されることはありません。
マルチ帳票での「目次」や「用紙別印刷」でブック名として使用されます。

<構文>

obj.Title As String


<使用例>

obj.ReportTitle = "SAMPLE"




Saveメソッド

帳票を保存します。
AddReport 等を使って複数の帳票が開かれている場合、mode の指定は無視され常に印刷イメージファイル(Type2)形式で保存されます。
保存できるファイル形式

<構文>

obj.Save(mode As Long, file As String) As Long


<引数>

引数 説明
mode 保存形式を指定します。

説明
0 印刷イメージファイル(Type1)

外字フォントファイルが設定されている場合、使用している登録コード(文字)に関する情報も保存(埋め込み)されます。
2 帳票ファイル(データ有り)
4 印刷イメージファイル[フォント埋め込み](Type1)


ASP等フォント情報にアクセスできない環境でこの設定を行うと全ての文字が表示されなくなります。
このような場合、使用する全てのフォント・コード範囲から外字フォントファイルを作成し指定する必要があります。
12 帳票実行ファイル(データ有り)
※OLEオートメーションでのみ指定可能。
file 保存するファイル名を完全パスで指定します。


<戻り値>
エラーコードを戻します。正常終了した場合は 0 が戻ります。

<使用例>

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.Save(0, "c:\sample.wfi")




SearchDataXメソッド

フィールド名から列番号を取得します。

<構文>

obj.SearchDataX(data_id As Long, field_name As String) As Long


<引数>

引数 説明
data_id 情報を取得したいデータの参照IDを指定します。

参照IDは、GetDataId メソッドを使って取得します。
field_name フィールド名を指定します。


<戻り値>
フィールド列番号を戻します。
失敗すると負の値を戻ります。
エラーコードを取得するには GetLastErrorCode/GetLastErrorMsgメソッドを使用します。




SetDataValueメソッド

データ値を設定します。
存在しない行(レコード)を指定すると自動的に拡張されます。

<構文>

obj.SetDataValue( data_id As Long, x As Long, y As Long, value As String) As Long


<引数>

引数 説明
data_id 情報を取得したいデータの参照IDを指定します。

参照IDは、GetDataId メソッドを使って取得します。
x 列(フィールド)位置を指定します。(0〜)
y 行(レコード)位置を指定します。(0〜)
value 値を指定します。


<戻り値>
成功すると 0 を戻します。
失敗すると 負の値を戻します。

<使用例>

data_id = obj.GetDataId("Data1")
obj.SetDataValue(data_id, 0, 2, "ABC")




SetFontFileメソッド

外字フォントファイルを指定します。
外字フォントファイルを使用することで外字や特殊なフォントであっても、システム環境に依存することなく表示・印刷することができます。


印刷イメージファイルに対しては外字フォントファイルを設定できません。設定しても無視されます。
SetFontFileメソッドより先にCreateメソッドを実行すると正しく帳票が作成されない場合があります。

外字」「外字フォントファイル」「外字フォントファイルの作成」参照。



URLパスを指定してフォントファイルを指定する場合、<DM0>を指定してファイルをキャッシュするように設定することをお勧めします。この設定を行うことで1度ダウンロードしたフォントファイルは次回以降のダウンロード時間を短縮することができます。

<構文>

obj.SetFontFile( font_file As String) As Long


<引数>

引数 説明
font_file 外字フォントファイルを指定します。


<戻り値>
成功すると 0 を戻します。
失敗すると 負の値を戻します。

<使用例1>

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.SetFontFile("c:\sample.wff")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.Save(0, "c:\sample.wfi")


<使用例2 - URLパスでフォントファイルを指定>

obj.SetFontFile("<DM0>http://www..../sample.wff")




SetErrorModeメソッド

メソッドまたはプロパティの実行中にエラーが発生した場合の、エラー処理を選択します。

<構文>

obj.SetErrorMode( mode As Long, level As Long=0)


<引数>

引数 説明
mode エラー発生時の処理を選択します。

説明
0 メソッドの戻り値でエラー判定を行います。(デフォルト値)
1 例外を発生させます。
level エラーレベルを設定します。

説明
0 互換モード
1 ・PrintOut で指定したプリンターが存在しない場合エラーにします。
・SetVariable で指定した変数が存在しない場合エラーにします。


<戻り値>
なし。

<使用例>

'エラー処理を例外で行う例

Private Sub Command2_Click()
    Dim wfrPrv As Object

    Try
        wfrPrv = CreateObject("Wfr.Preview.1")

        Try
            wfrPrv.SetErrorMode(1)
            wfrPrv.Open("c:\sample.wfr")
            wfrPrv.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
            wfrPrv.Create()
            wfrPrv.Visible = True
        Catch ex As Exception
            MessageBox.Show(ex.Message)
        End Try


        System.Runtime.InteropServices.Marshal.ReleaseComObject(wfrPrv)

    Catch ex As Exception
         MessageBox.Show(ex.Message)
    End Try

End Sub




SetPageNoメソッド

アクティブなページを設定します。

<構文>

obj.SetPageNo(no As Long)


<引数>

引数 説明
no ページ番号を指定します。(1〜)


<戻り値>
なし。


SetOptionメソッド

ウインドウや表示に関するオプション値を設定します。
詳細は「表示オプション」を参照。

<構文>

obj.SetOption(name As String, value As String) As Long


<引数>

引数 説明
name 設定したいオプション名を指定します。
value 設定する値を指定します。



エラーコードを戻します。正常終了した場合は 0 が戻ります。



SetOptionsメソッド

ウインドウや表示に関するオプションを設定します。
詳細は「表示オプション」を参照。

<構文>

obj.SetOptions(option As String) As Long


<引数>

引数 説明
option 設定したいオプションを指定します。


<戻り値>
エラーコードを戻します。正常終了した場合は 0 が戻ります。



SetPrintHistoryメソッド

印刷履歴に関する情報を設定します。


このメソッドで設定した値は、他のプロパティ/メソッドとは異なり、オブジェクトが破棄されるまで有効となります。

<構文>

obj.SetPrintHistory(folder As String, user_data As String="") As Long


<引数>

引数 説明
mode 履歴保存モード(フォントの埋め込み)を指定します。


文字描画方法がv1.0 互換モードの場合、フォントを埋め込むと比率調整を行っている文字が印刷結果と同じになりません。
互換オプション」 ダイアログで切り替えが可能です。

説明
0 印刷履歴(環境設定)の指定に従います。
folder に ""(空文字)以外を指定した場合、3 と同じ動作をします。
1 フォントを埋め込む(v1.0互換モードの場合を除く)
2 常にフォントを埋め込みます。
3 常にフォントを埋め込みません。
folder 履歴を保存するフォルダを完全パスで指定します。

""(空文字)を指定すると環境設定の内容に従い履歴を保存します。(履歴の保存有無も含め)
"Disable"を指定すると履歴の保存は行いません。
user_data 印刷履歴ツールの一覧や詳細ウインドウに表示する任意のデータ(文字列)を指定することができます。

<構文>
情報名 = 値
「;」(セミコロン)で区切ることで、複数の情報を指定することができます。
情報名や値に「=」(イコール)、「 」(スペース)、等が含まれる場合は、「'」(シングルクォーテーション)で囲みます。

<例>
担当者='山田 太郎';部署=経理課


<戻り値>
エラーコードを戻します。正常終了した場合は 0 が戻ります。

<使用例>

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.SetPrintHistory(0, "", "担当者='山田 太郎';部署=経理課")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.PrintOut()




SetPrintOptionメソッド

印刷オプション値を設定します。
詳細は「印刷オプション」を参照。


このメソッドは Open メソッドの後に実行する必要があります。

<構文>

obj.SetPrintOption(name As String, value As String) As Long


<引数>

引数 説明
name 設定したいオプション名を指定します。
value 設定する値を指定します。


<戻り値>
エラーコードを戻します。正常終了した場合は 0 が戻ります。

<使用例>

'用紙、ページ範囲、トレイを個別に設定
obj.SetPrintOption("Paper", "A4")
obj.SetPrintOption("Range", "3-5,7")
obj.SetPrintOption("Tray", "カセット1")
obj.PrintOut(0)

'FAXに送信
obj.SetPrintOption("FaxName","あいうえお株式会社")
obj.SetPrintOption("FaxAreaNumber","03")
obj.SetPrintOption("FaxNumber","1234-5678")
obj.PrintOut(30)




SetPrintOptionIdメソッド

印刷オプションIDを設定します。
このメソッドで印刷オプションID を指定した場合、「印刷設定」での指定は無視されます。

マルチ帳票(AddReportを使用した帳票)で印刷オプションを再利用する場合は、このメソッドで オプションIDを指定する必要があります。

このメソッドで指定したオプションID は Save メソッドで帳票情報として保存され利用されます。


このメソッドは Open メソッドの後に実行する必要があります。

<構文>

obj.SetPrintOptionId(opid As String) As Long


<引数>

引数 説明
opid 設定したい印刷オプションIDを指定します。


<戻り値>
name で指定した印刷オプションIDがシステムに登録済みで、印刷オプションの入力が行われた場合は 1 を戻します。その他の場合は 0 を戻します。

<使用例>

'印刷オプションID を指定。
obj.Open("c:\sample1.wfr")
obj.AddReport()
obj.Open("c:\sample2.wfr")
obj.Create()
obj.SetPrintOptionId("TERASOFT_OPTION1")

'印刷オプションID を指定して帳票イメージファイルを作成。
obj.Open("c:\sample1.wfr")
obj.AddReport()
obj.Open("c:\sample2.wfr")
obj.SetPrintOptionId("TERASOFT_OPTION1")
obj.Save(0, "c:\sample.wfr")




SetPrintOptionsメソッド

印刷オプションを設定します。
詳細は「印刷オプション」を参照。


このメソッドは Open メソッドの後に実行する必要があります。

<構文>

obj.SetPrintOptions(option As String) As Long


<引数>

引数 説明
option 設定したいオプションを指定します。


<戻り値>
エラーコードを戻します。正常終了した場合は 0 が戻ります。

<使用例>

'用紙、トレイを一括設定
obj.SetPrintOptions("Paper=A4;Tray=カセット2")
obj.PrintOut(0)

'FAXに送信
obj.SetPrintOptions("FaxName='あいうえお株式会社';FaxAreaNumber=03;FaxNumber=1234-5678")
obj.PrintOut(30)




SetVariableメソッド

変数値を設定します。


このメソッドは Create/PrintOut/Save メソッドの前に実行する必要があります。

<構文>

obj.SetVariable(name As String, value As String) As Long


<引数>

引数 説明
name 設定したい変数名を指定します。
value 設定する値を指定します。


<戻り値>
エラーコードを戻します。正常終了した場合は 0 が戻ります。



SetVariableMメソッド

変数値(画像)をファイルから設定します。


このメソッドは Create/PrintOut/Save メソッドの前に実行する必要があります。

<構文>

obj.SetVariable(name As String, file As String) As Long


<引数>

引数 説明
name 取得したい変数名を指定します。
file 画像を取得するファイル名を完全パスで指定します。
指定できる画像形式は 非圧縮BMPと標準JPGです。


<戻り値>
エラーコードを戻します。正常に終了した場合は 0 が戻ります。



Titleプロパティ

タイトルを設定します。
ここで指定された文字列がウインドウタイトルやスプールタイトルとして使用されます。

<構文>

obj.Title As String


<値>
タイトル文字列を設定・参照します。

<使用例>

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.Title = "SAMPLE"
obj.Create()
obj.Visible = True




ShowWindowメソッド

ウインドウの表示・非表示を制御します。


RemoteAppからCOMを使ってバックグラウンド印刷を実行すると「印刷中」ダイアログがRemoteAppのセッション終了まで残ることがあります。
この場合は、ShowWindows(2) を使いPreview画面をアイコン表示にして印刷を実行することで問題を回避することができます。(version 3.0.0.128以降)

<構文>

obj.ShowWindow(mode As Long) As Long


<引数>

引数 説明 
mode 表示モードを指定します。
説明
0 非表示にします。
1 表示します。
2 アイコンで表示します。
3 最大表示します。


<戻り値>
エラーコードを戻します。正常に終了した場合は 0 が戻ります。

<使用例>

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.Create()
obj.ShowWindow(3)


<使用例>Previewをアイコン表示でバックグランド印刷

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.Create()
obj.ShowWindow(2)
obj.PrintOut()
obj.ShowWindow(0)
System.Runtime.InteropServices.Marshal.ReleaseComObject(obj)
obj = Nothing




Visibleプロパティ

ウインドウの表示・非表示を制御します。

<構文>

obj.Visible As Bool


<値>
True を指定するとウインドウが表示されます。
False を指定するとウインドウが非表示になります。

<使用例>

obj = CreateObject("Wfr.Preview.1")
obj.Open("c:\sample.wfr")
obj.Import("Data1", 0, "c:\sample.csv")
obj.Create()
obj.Visible = True




DoModalメソッド

別ウインドウ(子ダイアログ)で帳票を表示します。


表示されたダイアログが閉じるまで、元ウインドウは操作不能となります。

<構文>

obj.DoModal(mode As Long) As Long


<引数>

引数 説明
mode 表示モードを指定します。
mode 説明
1 通常表示します。
3 最大表示します。


<戻り値>
常に 0 を戻します。

<使用例>

objWfr.Open("d:\tp\sample.wfr")
objWfr.Import("Data1", 0, "d:\tp\sample.csv")
objWfr.Create()
objWfr.DoModal(1)




WaitForInitializeObjectメソッド

WFRのオブジェクトの生成完了を待機します。
このメソッドは、HTMLのbodyタグからonLoadイベント関数中でWFRのオブジェクトの生成が完了するのを待機するたに使用します。

<構文>

obj.WaitForInitializeObject(time As Long) As Long


<引数>

引数 説明
time タイムアウト時間をミリ秒単位で指定します。0を指定すると生成が完了するまで待機します。


<戻り値>
エラーコードを戻します。
正常終了した場合は 0 が戻ります。
タイムアウトで失敗した場合は -1 が戻ります。

<使用例>

Wfrc1.WaitForInitializeObject 0