/oコマンド や SetOptionsメソッドでは、一度に複数のオプションを指定することができます。
この場合の書式は次の通りです。
<書式>
<オプション名1>=<値>; <オプション名2>=<値>;... |
オプション名と値を「=」(イコール)で接続し、「;」(セミコロン)で次の情報と接続します。
値に特殊文字が含まれる場合は「'」(シングルクォーテーション)で囲みます。
<ActiveX/OLEオートメーションからの設定例>
'複数のオプションを設定 obj.SetOptions("Contents=off;Smoothing=off;ToolBar=off;ViewMode=print;PopupMenu=disable") |
<コマンドラインからの設定例>
'複数のオプションを設定 wfrv.exe c:\...\sample.wfr /o "Contents=off;Smoothing=off;ToolBar=off;ViewMode=print;PopupMenu=disable" |
<「URL Scheme」からの設定例>
'複数のオプションを設定 Wfr.Preview.3:sample.wfr /d Data1 0 sample.csv /o Zoom whole /v ToolBar off /cd http://wins2019 |
<オプション>
オプション名 | 説明 | 例 | ||||||||||||||||
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AddRestrict | 制限するユーザ操作を追加します。
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AddRestrict=save|print | ||||||||||||||||
BarAlarmDisplay | 警告表示の有無を指定します。
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BarAlarmDisplay=on | ||||||||||||||||
BarVirtualDpiX | バーコードの表示やバーコード品質情報で使用する横解像度(DPI)を指定します。(印刷時は無効となります) デフォルト値:600 |
BarVirtualDpiX=120 | ||||||||||||||||
BarVirtualDpiY | バーコードの表示やバーコード品質情報で使用する縦解像度(DPI)を指定します。(印刷時は無効となります) デフォルト値:600 |
BarVirtualDpiY=180 | ||||||||||||||||
BarDpi | バーコードの表示やバーコード品質情報で使用する解像度(DPI)の指定方法を設定します。
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BarDpi=display | ||||||||||||||||
Contents SubWindow |
サブウインドウの表示内容を選択します。
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Contents=on | ||||||||||||||||
DragMode | マウスのドラッグモード(文字選択/スクロール)を指定します。
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DragMode=select | ||||||||||||||||
JapanPostFile | 郵便番号情報ファイルを指定します。 スクリプト中でJapanPost( ) 関数を利用する場合にこのオプションを使用します。 ※1 このオプションを指定しない場合はシステムにインストールされているwfr_psotcode.datファイルが参照されます。 ※2 このオプションでアクセスできないファイルや郵便番号情報ファイル以外を指定してもエラーにはなりません。 この場合、システムにインストールされているwfr_postcode.datが参照されます。 <使用例(VB)>
<使用例(html)>
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KeyPageChange | Key操作(PageUpキー/PageDownキー/Homeキー/Endキー)からのページ変更を抑止します。
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KeyPageChange=disable | ||||||||||||||||
KeyPriority | ActiveXコントロールのキー入力を処理する優先順位を指定します。 [対象バージョン:1.1.17.2902以降]
<使用例>
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PdfBarcodeDpi | 「PDFに保存」からPDFファイルを作成する場合に使用されます。 WFRにはバーコードの読み取り精度を向上するため出力デバイスに合わせてバーコードを最適化する機能がありますが、PDFの内部DPIは72dpiとコンビニ収納等の密度の濃いバーコードに対応するには難しい解像度となります。 このオプションを使いバーコード部位の解像度を高めることで、より精細なバーコードを出力することができます。 <指定可能な値の範囲> PdfBarcodeDpi (72-2400) <対象バージョン> 「Wonderful Report 2016 Preview」(version 3.0.0.0.1 以降) <注意事項> WFRで保存したPDF内部でのバーの均一性は確保されますが、PDFからプリンタに出力する場合に均一性が担保できなくなります。(スケーリングで誤差が生じます) このため、WFRから直接プリンタに印刷する場合に比べ読み取り精度は必ず低くなります。 |
PdfBarcodeDpi=600 | ||||||||||||||||
PdfImageDpi PdfImageQuality |
「PDFに保存」からPDFファイルを作成する場合に使用されます。 画像は全てJPEGの指定の解像度(PdfImageDpi)、品質(PdfImageQuality)に変換されます。 <指定可能な値の範囲> PdfImageDpi (10-2400) PdfImageQuality (10-100) <対象バージョン> 「Wonderful Report 2016 Preview」(version 3.0.0.0.1 以降) |
PdfImageDpi=300 PdfImageQuality=50 |
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PdfMode | PDFモードのON/OFFを設定します。 <参照> 「PDFファイル」 <対象バージョン> 「Wonderful Report 2016 Preview」(version 3.0.0.0.1 以降)
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PdfMode=off | ||||||||||||||||
PopupMenu | プレビューウインドウ上でのポップアップメニューの表示可否を設定します。 disable を設定するとプレビューウインドウでマウス右クリックを押下してもポップアップメニューが表示されなくなります。
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SaveOption | 印刷イメージファイルに保存するオプションを指定します。 次の値を組み合わせて指定します。(複数の値を指定する場合は「|」で区切ります)
<例>
<例>
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ScrollPageChange | スクロール操作(マウスホイール/Upキー/Downキー)からのページ変更を抑止します。
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Sketch | 下絵の表示・非表示を設定します。
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Smoothing | 文字列のスムージングの有無を設定します。
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ToolBar | ツールバーの表示・非表示を設定します。
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URLEncode | URLパス(httpから始まるファイル名等)のエンコード方法を指定します。 [対象バージョン:1.1.17.2902以降] IE7.0以降ではURLパス中にASCII文字以外(UNICODEで0x0080以上)が含まれる場合アクセスエラーが発生します。 この問題はASCII以外(特殊文字も含む)の文字をエンコードして記述することで回避することができますが、URLEncodeオプションを指定することでワンダフルレポートの内部処理で自動エンコードすることができます。対象となる文字は0x0080(Unicode)以降の文字です。 (例)IE7 でアクセスエラーとなる例(IE6ではエラーは発生しない) <param name="FileName" value="http://www.tera-soft.com/sampleあい.wfr"> (例)UTF8でエンコードした例(IE7/IE6ともエラーは発生しない) <param name="FileName" value="http://www.tera-soft.com/sample%E3%81%82.%E3%81%84wfr"> URLEncodeオプションを指定しても、「%」や「&」、「#」等の特殊文字のエンコードを行うことはありません。これらの文字を値として使用する場合はURLEncodeオプションの指定に関わらずあらかじめエンコード文字を指定する必要があります。
<使用例>
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URLTimeOut | 帳票定義ファイル(*.wfr)へのパスやデータファイル(*.csv等)でURLパスを指定する場合のタイムアウト時間を秒単位で指定します。 URLパスに処理に時間がかかるサーバーサイドアプリを使用する場合に、タイムアウトの発生を防ぐ目的で指定します。 [対象バージョン:3.0.0.140以降]
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URLTimeOut=-1 URLTimeOut=60 |
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ViewMode | 帳票表示モードを指定します。
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Zoom | 表示倍率を設定します。
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WfrEra | 和暦情報ファイルを指定します。 ※ このオプションでアクセスできないファイルや和暦情報ファイル以外を指定してもエラーにはなりません。 この場合、システムにインストールされているwfr_era.txtまたはプログラムに埋め込まれている情報が参照されます。 <参照> 和暦情報について <使用例 - html>
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WfrEraInfo | 和暦情報を文字列で指定します。 ※ このオプションで無効な値を指定してもエラーにはなりません。 この場合、システムにインストールされているwfr_era.txtまたはプログラムに埋め込まれている情報が参照されます。 <参照> 和暦情報について <使用例 - html>
<使用例 - ActiveX/COM>
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<特殊オプション>
オプション名 | 説明 |
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InPlaceSiteReleaseCount | Visual Studio.NET 2003 (VB) でActiveXコントロールをフォーム上で使用すると、 フォームを破棄(Dispose)してもGDIオブジェクトとUSERオブジェクトが破棄されない問題が発生します。 この問題 を回避するためのオプションです。 <発生条件> Visual Studio.NET 2003 (VB) で作成したアプリケーションを、 Microsoft.NET Framework 1.1 がインストールした環境で実行すると発生します。 同アプリケーションをMicrosoft.NET Framework 2.0 の環境で実行しても問題は発生しません。(Microsoft.NET Framework 1.1未インストール環境) <使用例> obj.SetOption("InPlaceSiteReleaseCount", "3") ※ フォーム上に WFRのActiveXコントロールだけが配置されている場合は 3 を指定することで問題を回避することができます。 |