Webブラウザからの利用について



「Wonderful Report」 ではWebブラウザに帳票を表示する方法として次の3つの方法があります。
状況に合わせて選択、あるいは組み合わせて利用することが可能です。

  1. PDFを介してブラウザ上に帳票を表示
  2. 「URL Scheme」を使ってPreviewを起動し帳票を表示
  3. アドオン(ActiveX)を使ってブラウザに帳票を表示



PDFを介してブラウザ上に帳票を表示


「Microsoft Edge」や「Google Chrome」ではPDFをWebブラウザ上に表示する機能が標準で備わっています。帳票をサーバー側で「Wonderful Report 2016 PDF Server」等を使いPDFとして出力することでWebブラウザ上に直接帳票を表示することができます。


<環境条件>
Webサーバーに「Wonderful Report 2016 PDF Server」のライセンスが必要ですが、クライアントのOSやブラウザに依存しない運用が可能です。
ただし、PDFの表示・印刷はあくまでもブラウザの機能に依存するため細かな制御は行えません。
専用帳票で印刷設定を細かく制御したい場合は「URL Scheme」+「Preview」との併用をお勧めします。


<参照>
「Wonderful Report 2016 PDF Server」


「URL Scheme」を使ってPreviewを起動し帳票を表示


「Microsoft Edge」や「Google Chrome」ではActiveXコントロールが使えないため、帳票をブラウザ上に直接表示するにはPDFを介す必要があります。一般的な帳票であればPDFを使うメリットは高いのですが、一部の専用帳票についてはPDFを介すことで主に印刷制御に関してデメリットが発生します。

このような場合は、HTMLの「URL Scheme」を用いて「Preview」を実行することで対処することができます。Webブラウザ上に帳票を表示することはできなくなりますが、別ウインドウで帳票の表示・印刷等、「Wonderful Report 2016 Preview」のフル機能を利用することができます。


<環境条件>
クライアントPCに「Wonderful Report 2016 Preview(version 3.0.0.129以降)」のインストールが必要です。


<参照>
「Wonderful Report 2005」-「Webブラウザからの起動(URL Scheme)」


アドオン(ActiveX)を使ってブラウザに帳票を表示


「Microsoft Internet Explorer」はアドオン(ActiveX)に対応しています。「Wonderful Report 2016 Preview」のアドオン(ActiveX)を使うことで、Webブラウザ(IE)上に直接帳票を表示することができます。

「Microsoft Internet Explorer」は2022年6月でサポートが打ち切られますが、「Microsoft Edge」では「IEモード」を使うことで引き続きアドオン(ActiveX)が利用できるようになっています。「IEモード」は少なくとも2029年までサポートされるとアナウンスされています。


<環境条件>
クライアントPCに「Wonderful Report 2016 Preview」のインストールが必要です。ただし、CABファイルを使ってIEの機能でインストールすることもできます。
Webブラウザは「Internet Explorer」あるいは「Microsoft Edge(IEモード」に限定されます。


<参照>
「Wonderful Report 2005」-「ActiveX」
「Microsoft Edge」の「IEモード」