帳票の概念
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1.5.2 セクションオブジェクト

セクションオブジェクトは、レポートオブジェクトの子オブジェクトであり、主に表(一覧)を作成するために使います。

セクションオブジェクトには、[標準][位置固定」[用紙独立]の3種類の種別があります。

標準位置固定用紙独立
リンクできるデータの数1つ1つ1つ
出力する用紙の定義親レポート親レポート自オブジェクト
1ページに出力できる数1つ複数1つ
マルチ繰り返し××


(1) [標準]種別
用紙(親レポートオブジェクト)のサイズに合わせて表を出力するときに使用します。


例:[標準]種別で出力できる帳票



(2) [位置固定]種別
主に、1ページの中に複数の表(データ)を出力するときに使用しますが、宛名ラベルのように縦横にフォーマットを繰り返し出力(マルチ繰り返し)するときにも使用します。

<マルチ繰り返しとは?>
[位置固定]種別のセクションオブジェクトは、セクションオブジェクト自体を左右/上下に繰り返し出力することができます。
マルチ繰り返しとは、縦方向と横方向に繰り返すことを指します。



例:複数の表(データ)


例:マルチ繰り返し(宛名ラベル)


例:マルチ繰り返し(表の段組)



(3) [用紙独立]種別
用紙情報を持ったセクションオブジェクトです。
[標準]種別のセクションオブジェクトと基本的に同じですが、出力する用紙が異なります。

[標準]種別のセクションオブジェクトは、親レポートオブジェクトの用紙を使用しますが、[用紙独立]種別のセクションオブジェクトは自オブジェクトに設定されている用紙を使用します。
溢れデータを、別紙などに出力するときに使用します。


例:溢れデータを別紙に出力



(4) ユニット配置方向
セクションオブジェクトの作成時に、子ユニットオブジェクトを配置(並べる)する方向を選ぶことができます。

ユニット配置方向は、[上から下][左から右][右から左][ユニットを使わない]の4種類から選ぶことができます。




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