アイテムのプロパティ


アイテムオブジェクトの情報を参照・設定するプロパティです。
プロパティを表示するには、「レイアウト」ウインドウで対称のアイテムを選択します。

アイテムをマウス左ボタンで表示されるポップアップメニューの「アイテムのプロパティ」から、ダイアログとして表示することもできます。


一般
スクリプト
画像
テキスト
テキストオプション
テキスト置換
フォント
図形


まとめ表示
特殊

位置/サイズ




一般


name 説明
ID オブジェクトIDです。
名称 アイテムの名称です。
他のオブジェクト名とは異なり、他のアイテムと同じ名称をつけることができます。
種別 アイテム種別です。
文字アイテムや、ボタンコントロールのラベルとして表示される値です。




スクリプト


name 説明
ChangeValue スクリプト - ChangeValue
Click スクリプト - Click
GetValue スクリプト - GetValue
GetImageValue スクリプト - GetImageValue
IsEdit スクリプト - IsEdit
IsVisible スクリプト - IsVisible
SetList スクリプト - SetList
SetProperty スクリプト - SetProperty




画像


name 説明
画像 画像を選択・編集します。
横配置 横方向の配置方法です。

説明
左寄せ 左に寄せます。
中央 中央に寄せます。
右寄せ 右に寄せます。
縦配置 縦方向の配置方法です。

説明
上寄せ 上に寄せます。
中央 中央に寄せます。
下寄せ 下に寄せます。
調整 画像の配置調整です。

説明
標準 縦/横の比率を変えずに出力します。
アイテム枠に合わせる アイテムに合わせて出力します。
アイテム枠に合わせて拡大 縦/横の比率を変えずに出力します。
余白がないように拡大され、はみだした部分は表示されません。

写真など淵無しで表示したい場合に便利です。
処理 画像の表示種別です。

説明
標準 標準設定です。
互換1 BMP/JPEGの画像であれば旧バージョン互換で描画されます。
互換2 EMF画像等の透明部分は黒く塗りつぶされます。




テキスト


name 説明
横配置 横方向の配置方法です。

説明
左寄せ 左に寄せます。
中央 中央に寄せます。
右寄せ 右に寄せます。
均等1 均等に配置します。
両端がアイテムに接します。
均等2 均等に配置します。
両端はアイテムに接しません。
拡張(左→右) 1行目は右に寄せて配置、2行目以降は左に寄せて配置します。
拡張(右寄せ左揃え) 右に寄せますが、行の開始は左に揃えます。
拡張(中央左揃え) 中央に寄せますが、行の開始は左に揃えます。
縦配置 縦方向の配置方法です。

説明
上寄せ 上に寄せます。
中央 中央に寄せます。
下寄せ 下に寄せます。
均等1 均等に配置します。
両端がアイテムに接します。
均等2 均等に配置します。
両端はアイテムに接しません。
書式 文字や数値を表示する書式です。

ダイアログ - 書式
テキストの書式

形式 文字列の表示形式です。

説明
標準 (デフォルト値)
固定 文字を固定幅で表示します。
郵便番号のように文字の表示位置が決まっている場合に調整が簡単です。

プロポーショナル(可変ピッチ)フォントでこの設定を行うと、文字が重なったり字間が大きくなるなど見づらくなる可能性があります。
「MS 明朝」や「MS ゴシック」のような固定ピッチフォントを使用することをお勧めします。
固定(グリッド調整) 文字を固定幅で表示します。
数値や文字を固定枠(枡/グリッド)内に出力する場合の調整が簡単です。
「面」-「パターン」で文字に合わせてグリッド(枡)を出力することができます。



「配置」−「横配置」の設定が”右寄せ”以外は、常に”左寄せ”と同じ結果となります。
「配置」−「縦配置」の設定が”上寄せ”、”下寄せ”以外の場合は横の罫線は出力されません。
1枡のサイズは、
横サイズ:字間+フォントサイズ
縦サイズ:行間+フォントサイズ
となります。(全角文字)
字間・行間、フォントサイズをmm指定することで枡のサイズが計算しやすくなります。

プロポーショナル(可変ピッチ)フォントでこの設定を行うと、文字が重なったり字間が大きくなるなど見づらくなる可能性があります。
「MS 明朝」や「MS ゴシック」のような固定ピッチフォントを使用することをお勧めします。
サイズ調整 全ての文字がアイテム内に収まるようにフォントサイズを自動調整(小さく)します。
サイズ調整(折り返しなし) 全ての文字がアイテム内に収まるようにフォントサイズを自動調整(小さく)します。

文の途中で折り返すことはありません。
比率調整1 行がアイテム内に収まるようにフォントの縦横比率を調整します。
比率調整2 アイテムに合わせてフォントの縦横比率を調整します。
フォントサイズの調整は行いません。
比率調整3 アイテムに合わせてフォントサイズ、及び縦横比率を調整します。
アイテム内に全ての文字列が最大サイズで収まるように調整されます。
方向 文字の方向(回転)です。
マージン アイテム内で文字を表示する範囲(上下左右からのマージン)です。
字間 字間です。
1/100mm 単位(または、フォントサイズに対する比率)で指定することができます。
行間 行間です。
1/100mm 単位(または、フォントサイズに対する比率)で指定することができます。




テキストオプション


name 説明
行頭禁則文字 行頭禁則文字を有効にする
文字列が複数行に折り返される場合、次に示す文字が行頭にならないように調整されます。

<対象となる文字>
!%),.:;?]}°’”′″℃、。々〉》」』】〕゛゜ゝゞ・ヽヾ!%),.:;?]}。」、・゙゚
行末禁則文字 行末禁則文字を有効にする
文字列が複数行に折り返される場合、次に示す文字が行末にならないように調整されます。

<対象となる文字>
$([\{?‘“〈《「『【〔$([{「¥
自動字間調整 文字列が複数行に折り返される場合、各行の先頭と末尾が揃うように字間を調整することができます。(デフォルト値はOFFです)




テキスト形式が"固定(グリッド調整)"の場合は通常とは異なる動作をします。
奇数の半角文字の後に全角文字が続く場合、全角文字の前に半角スペース分の字間が挿入されます。(横配置が”左寄せ”の場合のみ)


句読点のはみ出しを許可する 句読点のはみ出しを許可する
文字列が複数行に折り返され句読点が行末になる場合、句読点をはみ出して表示することができます。

<対象となる文字>
、。、。
タグを有効にする タグを有効にする
タグを使って文字列中の特定の範囲の外観を変更することができます。
スペースで折り返す スペースで折り返す
文字列が複数行に折り返され途中に「 」(スペース)がある場合、スペースで文字列を折り返すことができます。

住所など折り返す位置によって見づらくなる場合に設定します。
英数字で折り返す 英単語(数字含む)で折り返す
英単語(数字含む)の途中で文字列が折り返すことを抑止します。英単語の前または後ろで折り返すことができます。
 文字中央表示 字間が設定されている場合、字間を含めた領域(文字幅+字間)の中央に文字を配置することができます。
この設定は「テキスト形式」が”固定(グリッド調整)”以外の場合のみ有効となります。”固定(グリッド調整)”の場合は無条件に中央に配置されます。


<”文字を中央に配置する”がOFFの場合>

行末の文字は字間(スペース)が無視されます。


<”文字を中央に配置する”がONの場合>




テキスト置換


半角文字を全角文字に、全角文字を半角文字に置き換えることができます。

<ユーザ定義置き換え規則>
元文字列を左に、置き換え後文字列を右に「=」(イコール)で区切って記述します。
改行で区切ることで複数指定することができます。

<例>全角「−」(ハイフン)を半角「-」(ハイフン)に置き換えます。

−=-




フォント


name 説明
フォント名 フォント名です。
サイズ フォントサイズです。(mm 単位)

ポイントで指定する場合は、数値の後に p を付けます。
(例 10.5p)
フォントの色です。
太字 太字の設定です。
斜体 斜体の設定です。
補助線 文字に付加する線種を選択します。

説明
なし 線を出力しません。
下線 下線を出力します。
下線(二重) 二重の下線を出力します。
打ち消し線 打ち消し線を出力します。
打ち消し線(二重) 二重の打ち消し線を出力します。
比率 フォントの縦・横の比率です。
"100 %" で縦横が同じサイズで表示されます。




フォント外観


name 説明
形式 フォントの外観形式です。

説明
標準 文字の面だけを表示します。
透過 文字枠だけを表示します。
拡張1 文字枠と面を別の色で表示します。
面の上に枠が表示されます。
拡張2 文字枠と面を別の色で表示します。
枠の上に面が表示されます。
図形 文字列を図形として表示します。
「線」で文字の枠を描画し、内部を「面」の設定で塗りつぶすことができます。

外線色 フォント枠線の色です。
外線サイズ 枠線のサイズです。
フォントサイズに対する割合(%)で指定します。
言語 使用する言語です。
フォント名を変更すると最適なものが選択されます。
通常は"日本語"となります。



図形


name 説明
種類 図形種類です。





name 説明
パターン 線のパターンです。
線の幅です。
線の色です。





name 説明
パターン 面のパターンです。
PDF出力では「斜線」や「クロス」は「塗り潰し」として処理されます。
パターンによる網掛けではなく単色の塗り潰しを利用することをお勧めします。


説明
透明 背景を描画しません。
塗り潰し 色1で塗り潰します。
グラデーション 色1から色2に徐々に色を変えて描画します。
画像-標準 画像で塗り潰します。
縦/横の比率を変えずに出力します。
画像-アイテムに合わせる 画像で塗り潰します。
アイテムに合わせて出力します。
画像-拡張 画像で塗り潰します。
縦/横の比率を変えずに出力します。
余白がないように拡大され、はみだした部分は表示されません。

写真など淵無しで表示したい場合に便利です。
文字グリッド 「テキスト」−「形式」が”固定(グリッド調整)”の場合に、文字に合わせてグリッド線を出力します。




<PDFで利用できないパターン>
説明 
右下がり 色1で塗り潰し、色2で線を指定間隔で描画します。
右上がり 色1で塗り潰し、色2で線を指定間隔で描画します。
クロス 色1で塗り潰し、色2で線を指定間隔で描画します。
横線 色1で塗り潰し、色2で線を指定間隔で描画します。
縦線 色1で塗り潰し、色2で線を指定間隔で描画します。
格子 色1で塗り潰し、色2で線を指定間隔で描画します。
画像-パターン 画像で塗り潰します。
アイテム内を元のサイズの画像で埋め尽くします。
表示倍率や解像度に影響を受けます。


大きなサイズの画像でこの設定を行うと、一部プリンターでエラーが発生します。
(Adobe PDF 等)
色1 面の色です。
色2 面の色です。
画像 「パターン」で画像を指定した場合に使用する画像を選択します。




まとめ表示


name 説明
まとめ表示を有効にする 同じ値が連続して表示される場合、1つにまとめて表示することができます。
このプロパティは「詳細」ユニットでのみ有効となります。
区切りグループ まとめ表示の範囲を示すグループを指定します。この範囲内でまとめ表示が行われます。
ユニット連携ID 「詳細」ユニットが複数存在する場合、ユニットをまたがって「まとめ表示」を行う場合に設定します。
繰り越された場合は値を出力しない まとめ表示がページを繰り越す場合、繰り越されたページ先頭のまとめ表示の値を非表示にします。 




特殊


name 説明
値に応じてアイテムというニットの高さを調整する 表示する値に合わせてアイテムの高さ(ユニットサイズも含む)を自動的に調整します。
「詳細」ユニットに配置された「式」アイテムでのみ有効となります。




位置/サイズ


name 説明
X 配置位置です。
Y 配置位置です。
横サイズ 横サイズです。
縦サイズ 縦サイズです。